「マシンピラティスを始めてみたい」
そう思って調べてみると、グループレッスンやパーソナルレッスンなど、さまざまなスタジオがあります。
「まずは気軽に運動を始めたい」
「姿勢や身体の悩みを改善したい」
「自分の身体に合った方法を知りたい」
同じマシンピラティスでも、何のために始めるのかによって、合うスタイルは変わります。
大切なのは、グループとパーソナルのどちらが良い・悪いではなく、
「自分は何のためにピラティスを始めたいのか」
を考えて選ぶこと。
この記事では、グループとパーソナルの違い、それぞれどんな方に向いているのかを、理学療法士の視点からお伝えします。
グループのマシンピラティスとは?
グループのマシンピラティスは、複数台のマシンが並び、一人のインストラクターに対して複数人でレッスンを行うスタイルです。
最近ではピラティス専門スタジオだけでなく、ジムのプログラムとして取り入れられていたり、モニターを見ながら自分で動くスタイルがあったりと、さまざまな形があります。
パーソナルと比べて、比較的低価格で始めやすいことは大きなメリットです。
また、複数人で一緒に身体を動かす雰囲気が好きな方にとっては、運動を楽しく継続するきっかけにもなります。
ただ、ここで知っておいていただきたいことがあります。
「ピラティスをすること」そのものが身体を整えるわけではありません
私は、ピラティスのエクササイズ自体が身体を良くしてくれるわけではないと考えています。
大切なのは、
そのエクササイズを、自分の身体でどう行っているか。
同じ動きをしていても、必要以上に力んでいる人もいれば、呼吸を使いながら身体の深い部分まで働かせられている人もいます。
見た目には同じように動いていても、身体の中で起きていることは人によって違います。
特に私がレッスンで大切にしているのが、必要以上の緊張を減らし、身体の深部が働きやすい状態をつくることです。
そのためには、
- 呼吸は止まっていないか
- 首や肩に力が入っていないか
- 骨盤や胸郭はどこにあるか
- どこで身体を支えているか
などを細かく観察します。
パーソナルでは、一人の呼吸や小さな身体の変化まで見ながら、その場でマシンの設定やエクササイズを変えることができます。
一方、複数人を同時に見るグループレッスンでは、一人ひとりをここまで細かく観察することにはどうしても限界があります。
だからこそ、同じ「マシンピラティス」という名前でも、グループとパーソナルでは得られるサポートが違うということを知ったうえで選ぶことが大切だと思っています。
グループピラティスが向いている人
グループレッスンは、こんな方に向いています。
- ある程度、自分で呼吸や身体の使い方を感じながら動ける
- 複数人で身体を動かす雰囲気が好き
- 費用を抑えながら継続的に運動したい
- いろいろな運動の一つとしてピラティスを楽しみたい
- 身体の細かな改善よりも、まずは運動習慣をつくりたい
「ピラティスを楽しみたい」「運動を習慣にしたい」という方にとっては、グループレッスンはとても取り入れやすい選択肢です。
マットピラティスがつらかった方へ
「以前マットピラティスをやったけれど、身体が硬くてつらかった」
そんな方もいらっしゃると思います。
でも、それだけで「自分にはピラティスが向いていない」と判断する必要はありません。
マシンには、スプリングなどを使って身体の動きを補助できるという大きな特徴があります。
身体が硬い方や、力を抜くことが苦手な方ほど、マシンのサポートがあることで初めて「こうやって動けばいいんだ」と感じられることがあります。
実際に私は、まずマシンで身体の感覚を身につけ、その後マットピラティスに戻ることをご提案することもあります。
パーソナルのマシンピラティスとは?
パーソナルレッスンは、インストラクターとお客様が1対1で行います。
そのため、
「今、身体がどうなっているのか」
「なぜここに負担がかかっているのか」
「どんな動きの癖があるのか」
を一つずつ確認しながら進めることができます。
身体の不調や姿勢は、その場所だけに原因があるとは限りません。
例えば肩がつらくても、胸郭や骨盤の位置、呼吸、足の使い方などが関係していることもあります。
私たちは毎日、立つ、歩く、座る、抱っこをするなど、さまざまな動きを繰り返しています。
レッスンで動きを見るということは、その人が日常生活でどのように身体を使っているのかを見ることでもあります。
継続して身体を見ていくことで、最初の1回ではわからなかったことが少しずつ紐解かれていきます。
自分の身体を「知る」ことが、変化につながる
パーソナルレッスンで大切なのは、インストラクターに身体を整えてもらうことだけではありません。
「今、ここに力が入っていたんだ」
「この位置だと呼吸がしやすい」
「ここで支えると肩が楽なんだ」
そんな身体の感覚を、レッスンの中で一緒に確認していきます。
そして、その感覚を日常生活でも少しずつ使っていく。
繰り返していくことで、最初は意識しないとできなかった身体の使い方が、少しずつ自然にできるようになっていきます。
私はこれを、身体の使い方を学習することだと考えています。
私たちは学校でたくさん勉強をします。
でも、これほど毎日使っている自分の身体について、「どう使えば負担が少ないのか」を学ぶ機会はほとんどありません。
頭で新しいことを学ぶのと同じように、身体にも学習が必要です。
パーソナルピラティスが向いている人
パーソナルレッスンは、こんな方に向いています。
- 自分の身体の状態を理解し、納得しながら動きたい
- 姿勢や身体の使い方を根本から見直したい
- 身体の変化を感じながら、より丁寧に取り組みたい
- 肩こりや腰痛など、繰り返す身体の悩みがある
- 整体に通っても、しばらくすると元に戻ってしまう
- 病院へ行くほどではないけれど、身体に違和感がある
- 今の身体への時間や費用が、未来の身体への投資になると考えている
グループと比べると費用は高くなります。
ただ、まず自分の身体を知り、身体の使い方を身につけることができれば、その先は少ないメンテナンスでも良い状態を維持しやすくなります。
そのため、短期的な価格だけでなく、これから先の身体をどうしていきたいかという視点で選ぶことも大切です。
Studio LINEAがマシンピラティスを取り入れている理由
Studio LINEAでは、「ピラティスをすること」そのものを目的にはしていません。
ピラティスは、身体をより良い状態へ導くための一つの手段だと考えています。
私は理学療法士として長くクリニックで働いてきました。
当時、身体を見るために使っていたのは、治療用のベッドと小さな道具が中心でした。
その中で感じていたことがあります。
身体が硬い方や、力を抜くことが苦手な方は、ベッドに寝て「力を抜いてください」と言われても、なかなか緊張を手放すことができません。
そんな中でマシンピラティスと出会いました。
スプリングによる補助を使い、身体を適切な位置へ導くことで、
「力を抜きながら動く」
「支えられた状態で正しい動きを経験する」
ということが、とても行いやすくなりました。
「これなら、身体が硬い方や運動が苦手な方にも、その人に合った身体の使い方を伝えられる」
そう感じたことが、私がマシンピラティスを取り入れた理由です。
私が惹かれたのは「ピラティスだから」ではなく、身体を整え、正しい動きを学習するためのマシンとしての可能性でした。
グループかパーソナルか。大切なのは目的から選ぶこと
グループとパーソナル。
どちらが正解ということではありません。
運動習慣として楽しく続けたいなら、グループという選択肢があります。
一方で、
「なぜ身体がつらくなるのか知りたい」
「姿勢や身体の使い方から変えたい」
「何度も繰り返す不調をなんとかしたい」
という方には、一度パーソナルで自分の身体を詳しく見てもらうことも一つの選択肢です。
そして、自分の身体の使い方がわかってきたら、その後グループやマットピラティスを楽しむという方法もあります。
何をするかよりも、自分の身体に今何が必要なのか。
そこから選んでいただけたらと思います。
Studio LINEAは、日進市赤池にある女性理学療法士によるパーソナルマシンピラティススタジオです。
赤池・日進市をはじめ、平針・原・植田などの天白区、徳重などの緑区からもお越しいただいています。
「ピラティスをやりたい」という方だけでなく、
自分の身体を知り、これから先も動きやすい身体を育てたい方へ。
一人ひとりの身体を評価し、その方に必要な方法をご提案しています。


コメント