骨盤底筋は鍛えるだけでは足りない?

最近よく耳にする「骨盤底筋」。

尿もれ対策や産後ケアとして大切、と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

でも私は、これまで解剖や機能を深く学んできた中で、ひとつの答えにたどり着きました。

それは――
骨盤底筋は“強くする”ことよりも、“つながりを取り戻す”ことが大切だということです。


骨盤底筋ってどんな筋肉?

骨盤底筋は、骨盤の底をハンモックのように支えている複数の筋肉の総称です。

・尿や便をコントロールする
・内臓を支える

毎日、私たちが無意識に生活できているのは、この筋肉のおかげです。

ここまで聞くと、「単独で働く筋肉」のように感じるかもしれませんね。

でも実は、ここからが本当に大切なところです。


骨盤底筋は「呼吸」とセットで動いている

私たちは無意識に呼吸をしています。

息を吸うとき、横隔膜は下がります。
するとお腹の中の圧(腹圧)は上がります。

そのとき骨盤底筋はどうしていると思いますか?

実は、一緒にゆるみながら下がっているんです。

そして吐くとき。
横隔膜が上がり、腹圧が下がると、

骨盤底筋は自然に引き上がります。

つまり骨盤底筋は、
呼吸と連動して、内臓に負担がかからないように圧をコントロールしてくれている存在なのです。

だからこそ――

「ぎゅっと締める練習」だけでは、本来の機能は取り戻せません。


姿勢とも深くつながっている

もうひとつ大切なのが、姿勢です。

骨盤底筋は、

・お腹の深い筋肉
・内ももの筋肉

と一部で連結しています。

「内ももを引き締めたい」
「下腹をすっきりさせたい」

多くの女性が気になる場所ですよね。

実はここがうまく使えていないと、
姿勢は崩れやすくなります。

そして姿勢が崩れると、
骨盤底筋も本来の働きがしにくくなります。

尿もれがある方の多くに、
姿勢のコントロールの弱さが見られることも少なくありません。

逆に言えば――

お腹・内もも・呼吸のつながりを整えていくと、骨盤底筋は自然と働きやすくなります。

「鍛える」よりも大切なこと

もちろん、骨盤底筋そのものに明らかな弱さがある場合は、
単独でのトレーニングが必要なケースもあります。

でも、最終的なゴールはそこではありません。

目指したいのは、

・呼吸に合わせて
・姿勢を保ちながら
・無意識に働いている状態

です。

こんなサインはありませんか?

・太ももの外ばかり張る
・気づくと姿勢がぐしゃっと崩れる
・下腹に力が入りにくい

もし思い当たるなら、
「中のつながり」がうまく働いていない可能性があります。

必要なのは、強さの追加ではなく、
土台の再構築かもしれません。

LINEAでは、身体を部分ではなく全体として捉え、呼吸・姿勢・動きのつながりを丁寧に確認しながらサポートしています。

「鍛える」だけでは解決しない身体の課題を、一緒に見つけていきましょう。

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